労働環境

▮ 有給休暇の取得率


全社的な有給休暇の消化率は低く、基本的に有給はあってないようなもの。仕事が多忙で取れないというより、職場の休暇取得への不理解から自重する社員が多い。有給を取らず働き続けることが美徳とされる社風がある。調査員に関してはお盆シーズンを除いて有給を取得する者はほとんどいない。たとえ有給を取得したとしても、調査の件数を減らすために有給を使って出社するということがまかり通っている。調査が終わらない、営業のノルマが達成しないということで、調査割当を減らすため有給休暇を使い、休日返上で仕事をしている。

近年、残業代や持ち帰り業務の問題で労働基準監督署がよく入っているため、どこの部署も以前より勤怠管理がかなり厳しくなり、サービス残業は一応規制の方向に動いているものの、概ね過半数の社員がパソコンを持ち帰り仕事をしている。

▮ 調査部門のワークライフ


調査部門はプライベートの時間はほぼないものと考えた方が良い。プライベートを確保したければ、管理職になるか、睡眠を削る以外に方法はないだろう。月間30件の調査報告書を作成する必要があるため、日々、締め切りとの戦いに陥りやすい。定時は9時始まりだが、朝は7時くらいに出勤するのが当たり前である。遅く行くと周囲からの視線が痛い。また、夜は退出時間が決まっているが、ほとんどの人が家に持ち帰って遅くまで報告書を作成している。特に調査が集中する繁忙期は、通常の倍程度の調査をこなすため、早朝、深夜、休日を活用して報告書を作成せざるを得ない状況である。

休日に関しても仕事をするのが当たり前の風潮があり、平日に終わらないなら休日にやれと言う上司もいる。仕事量が膨大なので、ワークライフバランスは非常に調整しづらい。仕事一本の方にはオススメできる会社で、出世もし易い環境。逆にプライベートを充実させたい人にはオススメできない。

▮ 管理部門のワークライフ


管理部門は残業は少なく有休消化率もそこそこ高いため、ワークライフ・バランスはとりやすいと思う。土日もしっかり休めるためプライベートとの両立は可能。定時が9時~18時で、部署によってはまさにその時間通りに出勤、退勤している人も少なくない。支社の管理部門は既婚女性が多いため、有給消化(午後休なども含む)は比較的良いと聞く。その代わり、給料は少ない。

▮ 長期休暇


夏休みが決まっていないため、通年で1週間程度、好きな期間に休むことができるのは良い制度。また、休日に会社のイベントなどはほぼないため、平日と休日を切り分けることはできる。平日にも社内イベントは少なく、そういった面でプライベートを犠牲にすることはない。調査職については個人の裁量で直行や直帰も活用することができるので、仕事の組み立てができればバランスをとることもできる。

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